会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2018年2月19日月曜日

時代はオークランド外での就職とボーナスポイント……なのかな?

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今年は二週間に一回はブログをアップしていくつもりが、気がついたら一ヶ月以上も経ってしまった。

……Never too lateで頑張ります★


今回は永住権の最初のステップ、EOI申請の際のポイントの話だよ。


ご存知のように、ニュージーランドではスキルがある方や移民、チャンスを求めて上京してくる方がオークランドに集中する傾向にあるため、オークランド外で仕事を得た人にはEOI申請時にボーナスポイントが30ポイントつきます。

永住権申請に160ポイントが必要なのでこの30ポイントは大きいんです。

で、今回はそのボーナスポイントの話とオークランド外での就職の話です。


2015/16年の傾向

MINISTRY OF BUSINESS INNOVATION AND EMPLOYMENTの2015年7月から2016年6月のデータでは、当時、オークランド外での就職でボーナスポイントを得た申請者は全体の52%でした。

それ以前のデータでも50%を前後しているので、毎年申請者のほぼ半数はこのボーナスポイントを利用していたと考えられます。


去年のポイント制度の改定でこの割合がどう動いたのかが気になるところですね。


実はこのボーナス30ポイントの比重は結構大きいのです。
年齢20-39歳のニュージーランドが必要としている年齢層のポイントが30ポイント。
これと同等のポイントをオークランド外の就職組へ与えるというのは、スキルの集中を避けて各都市に分散させたいという思惑と、オークランドをこれ以上密集させたくないという考えがあるのかもしれないね。


このボーナスポイントを利用すると、オークランドで130ポイントの人が一気に160ポイントへ届く。


こう書くと、30ポイントの為にオークランド外で仕事を見つける方がいいじゃん!という結論に達することが多いので、そこを確認していきます。

仕事はあるのか!?

まず気にしなくてはいけないのが、仕事があるのかどうか。


良くも悪くもオークランドを中心(っぽく)周っているのがニュージーランド。
JAFAなんて言葉も生まれるレベル。


仮に専門職を探しているA君が、「(首都でもないくせに)中心地」を気取っているこの街を離れる決断をしたとします。


その時に気になるのは、別の地域にそのスキルを求めているポジションが存在するのかどうか。もしかしたらオークランド以上の椅子取りゲームが待っているかもしれません。


例えば、技術職はオークランドの方がポストが多いかもしれないし、農場での職業では地方の方が有利かもしれない(ごめんなさい、偏見です)。


人が少ない地方の方がチャンスが大きい気がしますが、その求人に応募する移民が多くなる傾向も考えられます。その分競争率が上がったりするかもしれません。
少なくとも移民の二人に一人はオークランド外ですしね。


このような場合に役に立つかもしれない情報が、どの地域も似たような職業の割合で成り立っているのかどうか。


オークランドで専門職が20%を占めるのなら、同じ状況がウェリントンにもあるのかを知ることが次の街への決断を下す手助けになることもあるかも。


就職できたらそこに引っ越すからいいんだ!って人もいますよね。それも賢い考え方です。


家族がいる方は、子どもの学校との兼ね合いもあるんだよなぁとなり狙える街が限られることもありますね。


とは言っても、普通の人は知る必要ないかもしれないけど、一応Power In Numbersとしては知っておいた方がアドバイスする時に役に立つこともあるかもしれないのでデータを漁ってみるわけです。

実際のところどうなのか!?

というわけで、これが2016年9月時点での各都市の実際に各業種の実際に埋まっているポジションの割合です。


左上がニュージーランド全体の職業の割合です。


パッと見てわかるのが、オークランドとウェリントンは水色の専門職の割合が高めで、ウェリントンは政府関係の割合が圧倒的に多いということ。

各都市の職業分布を確認した後は、グラフの形を少し変えて、各職業別に地域差があるか確認します。

色が見にくいですね。でもいいです笑


宿泊施設や飲食関係の割合が一番多いのは、以外にもOtago。
学生がとても多い街なので、勉強と遊びが忙しくて自炊をする人が少ないのかも。
専門職はやはりオークランドとウェリントンが多めで、Southlandが圧倒的に少ないのが特徴です。


ということは、A君が就職活動を始める時に一番に目をつけるべき地域はオークランドとウェリントンということになりそうです。

この後に気にするべき項目

ここまでは、

「ないよりかはまし(Better than nothing)」

レベルの情報。


この後に調べるのが、各都市の各職業の年収の差やJob Creationの量。


仕事が増えている地域は活性化しているのかもしれないし、専門職が少なかったSouthlandが実はすごく給料が高い……ってことがあるかもしれません。


もったいぶって次にまわそうと思ったけど、一緒にグラフに出来るんで、やっちゃいます。

今度は縦軸が四半期の収入の中央値で、丸のサイズが各都市内での各職業が占める割合を表しています。真ん中にある黒い線は永住権の年収の足切りラインです。

簡単に言うと、Governmentセクションの一番右のウェリントンの丸が大きいのは、ウェリントン内でGovernment関係の職業が占める割合が大きいことを意味していて、尚且つ上の方に位置しているから給料が高いってことだよ。


AccomodationとRetailが軒並み基準未満じゃん!って思うかもしれないけど、このデータは四半期の間に一日でも働いていれば、このデータに含まれてしまうために、実際の収入を下回った数値になっています。

例えば、Head Chefは時給で22から49ドルという感じなので、ちゃんと基準を満たすことが出来る職業ですのでご安心を。
もちろん上のポジションに就かなければならないという試練はありますが。


というわけで結論としては、すぐにオークランド外で仕事だ!と結論を出す前に少し調べて各都市の状況を把握すると色々チャンスが来るかもしれません☆


運は運でどうにもならないことですが、どれだけ運が来やすい状況を作るかでチャンスの量は変わってくるんだよ。

時代はオークランド外での就職とボーナスポイントだ!って飛びつく前に各都市の特徴も確認するように!って話でした。

おまけ

鋭い人なら上のグラフを見て、三半期目を使ってるから収入変なんじゃない?って思うかもしれないから各四半期ごとのグラフをアニメーションにしといたから参考にしてねー♪



ちょこちょこ収入に差があって面白いね!

これをJob Creationにしてグラフを作ると、もしかしたら仕事が生まれやすい時期を選べるかもね!

需要があったらまた作るねー☆
コード残ってるしすぐできるよ♪


明日はLil Uzi Vert!


All my friends are dead♪

じゃーねー!


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