会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2017年7月8日土曜日

永住権のポイント変更後の影響だよ!

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……あれ?もうすぐ前回の更新から一ヶ月だー!
怠けていたわけではないんです。

イミグレーションアドバイザーのお手伝いに時間を取られてしまい汗
ブログにするネタの話し合いの時間すらなく(´;ω;`)……

Anyways、楽しくお手伝いさせて頂いています♪

たまには趣旨を変えて移民関係とは全く関係のない話をしようかと思ったんだけど、偶然見ていたデータが面白そうだったので、今回は永住権申請の受理された数についてだよ!


色んな場面で「移民削減するんだー!」って声高に言われている今日この頃。
来る8月に向けての変更も気になるところだけど、まずは世間的には突如発表された昨年10月の変更。


実際に影響があったのか、どのくらいの規模のインパクトがあったのかを書いていくよ☆
ちなみに今回の対象はSkilled Migrant枠だから一般的な「永住権の取り方」のイメージです。


以前書いたブログの後日談的な内容になるハズ……なんだけどどうなのか笑


変化があったのかどうか、気になるところだね!


目次
前回の大きな変更点
結構減っている気がする・・・
日本人の申請数は!?
中国パワー
どうなっているのか・・・の仮説
というわけで(無理矢理)結論

前回の大きな変更点

覚えている人も多いだろうけど、前回の大きな変更点は、
  • 英語が必須になった!
  • 永住権申請に必要なポイントが140ポイントから160ポイントへアップ
  • 100ポイントから140ポイントまでの枠が廃止
うーん。
「使える(即戦力になるとも言う)」人材を集中して欲しいニュージーランドとしてはそれなりに理に適ってはいる変更でした。

追い打ちをかけるように8月に次の変更が控えていますが……

結構減っている気がする・・・

というわけで早速グラフだよ。

読める?
横の軸が2012年7月から2017年5月まで月毎の時間軸。
縦の軸が受理された申請数。

2016年11月までは(10月までに申請を出していた人はギリギリ変更の影響を受けないから)1200から1500件位の申請が受理されているにも関わらず、12月にはなんと900件!でもこの時期はまだギリギリ変更を受けていない申請もある。

結局、今年の5月の受理数は800前後まで受理数が落ち込みました。ちなみに、前年の5月は1654件だから半分近く受理数が減ったことになります。

日本人の申請数は!?


上と同じタイプのグラフでオレンジが韓国、青が日本だよ。
本当は比較対象として中国を用意したんだけど、比較としては数が多すぎたのと、予想外の展開があり韓国に変更しました汗


二国ともやっぱり受理される数は減っています。
前年の同じ月と比べても約半分になっています。


これを見ると日本人少ない!ってなるかもしれないけど、「月毎」だからだよ!
年単位で見るとある程度の数はキープしているので、大丈夫です。
日本人でも受理されるし、ちゃんとビザを取得出来ている方もいるからね!


とは言っても、既にトータルの減少っぷりを見ているからこの減少は予想内。

問題は……

中国パワー


で、この数値(グラフ)が中国。
トータル、日本、韓国が同じような減少を描いているのに対し、中国の受理数はそれほど大きな変化が見られません。

これは正直予想外。
実際前年5月と比べても20%位しか変化していない。

移民の多くを占めるインドさえも前年5月が449件、今年の5月は248件なので間違いなく減少しています。

それに対してのこの中国の力!

どうなってんの!?

どうなっているのか・・・の仮説

簡単に思いつく点は、
  1. そもそもの移民を試みている数が多いから、ただ単に数の問題
  2. 申請者の変化(現地で大学や大学院を卒業した中国人が多くなった等)
  3. 元々のサバイバル能力と適応力の高さですぐに新しい規定に順応した
等がある気がする(もっとあるだろうけど)。

一つ目は、ワークビザや学生ビザの数からおおよその数の変化を予測し、そこから目安をたてる。

二つ目は、今のデータを年齢別、職業別に見れば申請者の変化の目安になる&データが転がっているのならば卒業者の数も考慮する。

三つ目は、凄く難しい、というより面倒くさい。今回の変化の少なさが中国人独自の能力に寄る場合、それを確かめる為にはニュージーランド以外の中国からの移民が多い国のデータを集め(例えばオーストラリアとかカナダ、UK等)、それらの国で同様の移民法の変化があった時に、中国人の申請者数に変化があったかどうかを見る。で、その変化量が偶然によるものなのか、偶然でないタイプの変化量なのかを統計的に調べる。


ここまで書いたら、

もちろん分析してくれるんでしょ!?

ってなるかもしれないけど、しんどいので無理ござる笑


そもそも上のデータもTime Series Analysisを使ってもっとしっかり調べられるんだけど、全然していません。


えぇえぇ怠慢です。


個人的に調べるべきポイントは月毎の変化量(Seasonal Effectって言う)の違い。例えば毎年4月は何故受理数が少ないかとか。

というわけで(無理矢理)結論

結論としては、移民削減に向けての移民法改正は、ニュージーランドの意向通りに進んでいるみたい。

EXCEPT 中国だけど!

ここで再度思い当たるのが、今年8月の移民法改正の急な変更発表。

もしかして前回の変更が中国人に対して効果を発揮しなかったから出来たんじゃない!?

……これは上の仮説と新しい移民法を照らし合わせるとそれなりの予測は出来るのかもね!


政府のアナリストも大変だろうなぁ。
ずっとRとかで分析してるんだよ、多分。


Time Seriesの分析に関しては、今大学で統計学を勉強している昔の生徒を集めて、一緒に分析会でもしようかな♪

というわけで、今日はここまで!

次こそはまったく意味のないブログを書くんだー!

じゃーねー♪

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