会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2017年4月25日火曜日

もう一つの変更点、Essential Skills Visa の話

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

すぐ書くとか言いつつ数日経ってしまった。

ANZSCOのOccupation、1022個一つ一つにしっかりSkill Levelをつけたりしてたんです。

とは言ってもそれ自体はすぐ出来たんだけど、メールとか仕事とかライブの合間を縫ってとなるとブログを書くところまでなかなか進まないんです汗

というわけで、ブログ更新の遅さは最近のライブの多さの責任です。

Anyways、早速気になっている人も多い(かもしれない)Essential Skills Visaの話を始めるよー☆



目次
Lower-Skilled Workersって何!?
Lower-Skilled Occupationの割合はどれくらい!?
今回のEssential Skills Visaの変更点
何でそんなことするんだー!?&影響を受ける人はいるの?
永住権への可能性がほぼない
日本人のLower Skill レベルのワークビザ保持者
結論!

Lower-Skilled Workersって何!?

Lower-Skilled Workersとは特別な訓練を必要としない職業で働いている人たちのことです。
一般的には Skill Level 4と5(場合によっては3の一部)が Lower-Skilled Occupationにあたります。

Level 4の定義は
  • NZQAもしくはAQFのDiplomaに満たないCertificateレベルの教育(Level 2-3)
  • Certificateを保有していない場合はその職業で一年以上働いていれば経験で代替可能
Level 5の定義は

  • NZQAもしくはAQFのDiplomaに満たないCertificateレベルの教育(Level 1)
  • もしくは高等教育
  • 職業によっては短期のトレーニングが必要
という感じです。


全部詳しく知りたい人はここで確認してね★

Qualificationレベルはこれを参照してね♪

Lower-Skilled Occupationの割合はどれくらい!?

全部で1022種類ある(その内8つは既に使われていない職業)Occupationの内、レベル4、5に相当するのは349種類です。

圧倒的に多いのはやはりSkill Level 1。

今まで人気だったシェフはLevel 2になります。

今回のEssential Skills Visaの変更点

今回の変更点で一番物議をかもしそうなのが、以下の二点。
  • The introduction of a maximum duration of three years for lower-skilled Essential Skills visa holders, after which there will be a minimum stand down period before they can apply for another lower-skilled Essential Skills visa
  • Aligning the ability of Essential Skills visa holders to bring their children and partners to New Zealand, with the new skill levels
一つ目が、Lower-Skilled OccupationでEssential Skills Visaを持っている人は更新を続けても最長で3年しか入れません、ということ。
二つ目が、Lower-Skilled OccupationでEssential Skills Visaを持っている人の家族のビザに制限が出来ます、ということ。簡単に言うとDomestic扱いがなくなるということですね。

何でそんなことするんだー!?アンド影響を受ける人はいるの?

これはイミグレーションがしっかり回答しています。


簡単に言うと、三年間の間にしっかりスキルアップをして下さい、ということ。
永住権に繋がるようなスキルアップをしている姿勢も見せないで滞在するのは困る!というNZのメッセージですね汗


一応、現在のデータ上では影響を受ける可能性がある(3年以上Lower-Skilled OccupationでEssential Skills Visaを更新し続けている)人は1700人らしいですね。

というわけで、あくまでもスキルアップを目指してくれ、とのことです。

永住権への可能性がほぼない

表向きにはこのレベルのワークビザ保持者は「永住権へ辿りつく可能性はほぼない」という見解に基づいています。
その為、家族の分のドメスティックレベルの学生ビザや働けるビザを出すよりかは現地の人にその仕事を与えた方がいい。俗に言われる「Kiwis come first」ですね。


が、個人的にはそれだけではない気がする。

Lower Skill レベルの職業の人は一般的にはお給料がそれほど高くなく、その分納めている税金が少なくなります。
その人の家族にドメスティックレベルで学校へ通わせてしまうと国の負担が大きくなるんです。
で、その負担を強いられている(と思っているふしがある)のがワークビザ保持者の高額納税者。そうすると同じワークビザ保持者での「負担」が変わってくる(と思ってしまう人もいる)ので、そのレベルの人達を納得させる為のルール変更な気もします。

しかし、みんながみんなそのような「恵まれた」環境でスタート出来ないのも事実。
よって、Lower Skillレベルの職業の人にもチャンスを与えるという意味を込め、スキルアップの為の「3年間」の猶予を与えたのです。


三年間のポジション変化は調べたらデータ見つけられそうだから分析出来るかもね!

日本人のLower Skill レベルのワークビザ申請件数

2015/2016年の間でSkilled Workビザを申請したのは全部で19972件。
その内、日本人は466件、中国人は1215件、韓国人は602件。

その中のレベルの内訳が↓のグラフ。


やっぱりExcelのグラフよりRの方がきれいだよね。コード書くのがめんどくさかっただけです。……そういうのはどうでもいいのか!?笑

Anyways、青が日本、オレンジが中国、グレーが韓国で、黄色が全体です。
中国と全体は Skill Level 1 にでワークビザを取っている人が多いですね。

日本ではわずか6%です。

韓国は7%だけど、誤差の範囲だね。
興味深いのは、韓国は Skill Level 2 の占める割合がほとんど!60%近くが Skill Level 2 !
これらのOccupationの内訳は……内緒!ってわけじゃなくて書ききれない。
でもこの部分で韓国、日本を比較すると、もしかしらたら新たな永住権へのプロセスがみえてきたりして。

気になるのは日本人の Skilled Work ビザの30%近くが Level 4 でビザを取得していること。

この人達の中で永住権を目指している人は三年間でスキルアップを目指してー!
相談にのれることがあったらのるよー★

結論!

というわけで、休日にも関わらず仕事みたいなことをしてしまった。
今回の結論は、スキルが低いから永住権なんて無理じゃんね!ってなってしまう前に今の自分からどこへいけるのか、どうやっていけばいいのかを考えるのが大事だよってことです。

年収の最低額は、このまま8月から設定されるだろうけど、今ならイミグレーションへ問題点の提示が出来るんだよー☆

今回の制限はちょっと無理があるんじゃない?と言う論文的なレポート的な何かを作って提出しようとは考えてるんだけど、頭が沸騰する気がする。データベースをたくさん使わなきゃいけないし、コード書くのも気が遠くなる汗

頑張りますー☆
間に合わなかったらすみませぬ汗

じゃーねー!



にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿