会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)のサポートがあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2017年3月9日木曜日

採用側の視点での就職面接後の話。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

ウチのオフィス(PINじゃない方ね)は拡大中なこともあり、今年に入って既に二人入り、それに加えてつい最近までETLデベロッパーというポジションに就く人を募集していました。

それなりの応募があったようで、先週までの面接ラッシュが終わり、最終候補者が数名、個別に30分間ずつオフィスに呼ばれたんです。




目次
1. イントロ
2. Xさんのケース
3. Yさんのケース
4. Zさんのケース
5. その後
6. その後のその後
7. 結論

1. イントロ

目的はオフィスメンバーの自己紹介だったのですが、実はそれと同時に「この人と一緒に働けるか」という最終確認も兼ねています。


やってきたのはX、Y、Zの三人です。


これを読んでる人は、

その人達の国籍は!?英語力は!?

と気になるかもしれません。

詳細は割愛しますが、簡単に言うと、キウイ(だと思われる)で英語が完全に母国語だったのは三人の中で一人です。だから英語でビビってる人は思った以上にみんな気にしてないからご安心を。
スキルの方が大事なんです。

2. Xさんのケース

まずやってきたのは凄く知的な雰囲気でテキパキしていそうな感じのXさん。


一人一人の簡単な自己紹介の後、既に顔見知りだったウチのオフィスにいるETLデベロッパーともう一人のデベロッパー三人で談笑していました。

ところどころ聞こえてくる単語は専門用語が並び、よくわからないが知識も経験もありそうです。

自分は最初の自己紹介で握手をしただけで後はデータ遊びに没頭していたのでその後はノータッチでした。


3. Yさんのケース

その後登場したのは小柄なYさん。

ウチのオフィスは夢中に仕事をしている人しかいないので、その雰囲気に少し圧倒されたようです。

簡単な自己紹介の後、ウチのデベロッパーに仕事での難しいポイント等を尋ねていました。
途中から合流したデータサイエンティストにも自分の経歴や仕事をしたことのある環境を話していて自己アピールと実力アピールには余念がないタイプです。

自分はやっぱり仕事に没頭してい(るフリをしてい)たので、あまり自己紹介も出来ませんでした。

4. Zさんのケース

最後に登場したのは、英語に強いアクセントがある、またまた小柄なZさん。

自己紹介をした後、デベロッパー同士の会話は後回しでオフィス内の数人に話しかけていた。


丁度A3サイズで印刷された分析結果を眺めていた自分のところにも「君は何をしているの?」と尋ねに来ました。


「ただのしがないレポートやダッシュボードを作っている下っ端だよー笑

自分のバックグラウンドは統計だから色んな分析をしていることもあるんだけどね。
統計的な分析も、テキスト分析も、クラスター分析もするし、必要な時は機械学習も持ってくるから何しているのか自分でもわかんないよ!

机が論文だらけなのもそのせいなんだ。
一人だけ書類だらけだよね笑

たまにデータの構築からやることもあるけど、特定の分野に限ってだから構造を考えたらETLに投げちゃうことが多いなー。

基本的にはただのデータユーザーでRユーザーだよ。
あなたは何を……と言ってもデベロッパーだよね笑」

と長めの自己紹介と相手への質問をすると、

「僕はデベロッパーなんだけど、今は某通信業者で働いているんだよー。例えば新しいサービス始まるでしょ?
それの管理だったり、どうやってそのプランへの加入をオンラインで自動化していくかとかもしてたんだ。
ちゃんとウチにも分析専門部署があってその人達ともよく働いているから大変さはわかるよ!」

となかなかに聴き取り辛い英語で話してくれました。

本当はその新しいプランと乗り換え方法についてもっと聞いてみたかったんだけど、そこで会話が途切れたから横に座っている同僚にバトンタッチ。

その時も専門知識や実力のアピールをするのではなく、みんながどのような人なのかを熱心に確かめていました。

最後に本当に少しだけ、デベロッパー同士で何やら話合ってからZさんは帰って行きました。

5. その後

Zさんが帰った数分後にボスが帰って来た。

開口一番、「で、どうだった?」

「最後の人がフレンドリーだったけど、英語が聴き取り辛い気がした。」

という意見にボスは、

「それは最初の面接の時に思ったんだけど、今日話したらそうでもなかったから慣れのたらなんとかなる、と思う!」


「Kは?どう思った?Yさんとかどう?」と聞かれたので、

「自分はデベロッパーでもないし、誰がどれだけの実力があるかも何もわからないけど、Zさんだけはみんなに話しかけてコミュニケーションを取ろうとしていた。他の人は正直名前もあんまり覚えてないけどみんな頭が良さそうで自分の仕事が取られないといいなぁ、と思ってた。」


「アハハ!じゃあ、Uはどう思った?」

「私は人のことジャッジ出来ないから、ノーコメントで。」

「オーケー。そっか、Zはしっかりコミュニケーション取ってたのね。」

6. その後のその後

午後のデータサイエンティストとのミーティングで話していて、朝の候補者の話になりました。

「個人的には最後に来た人だけが分かりやすいことを説明してくれたし、性格も柔らかそうだから仕事頼みやすそうなんだよね笑」と言うと、

コンピューターサイエンスで博士号も持っている彼女は、

「凄くよくわかる。あの専門用語を並べてた人は正直よくわからなかったわね。
そもそもここまで来るレベルの人達なら専門知識を持っているのは当たり前なんだから、そんなアピールはいらないよね。
自分がしてきたことを誰に説明しても分かるように話すのがプロなんだから、かっこよく色々小難しいことを並べるのは、自信がないことの裏返しに見えちゃうよね。」

と答えてくれました。

7. 結論

もちろん、まだ決まったわけではないのですが、結局一番好印象を与えられたのは最後のZさんでした。


これはあくまで一例なのですが、この出来事で一番興味深かったのは「大事なのは実力アピールだけではない」ということです。

最終面接や最終テストまで残った時点で既に実力の証明は完了しています。オフィスに来た三人の実力にも経歴にもそれほど差があったかどうかはわかりません。

でも、最終候補になった時点で最後は確率論のようなものです。
残った中の一人に仕事は与えられるのです。



統計家として言うならば、この平等に振り分けられた確率をどのような要素を付け加えて上げていくかに成功はかかっているんじゃないのかな。


就職活動中の方で職場の人達と顔を合わせる機会が持てるようなら、まずはチームとして認識してもらうということも念頭に置いてみてください♪


というわけで、現地企業の採用者側からの視点を垣間見れた、という話でした☆

じゃーねー!


「3月25日追記」
なんとZさんが正式採用されました!
最終面接まで行ったらオフィスの人と仲良くしておくといいかもよ♪

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿